大学院生が動画編集の副業で月20万円!X経由で実績ゼロから初案件を取るまでのリアル

目次

この記事の主人公 「富島まほ」

プロフィール
名前 : 富島まほ
年齢 : 27歳 (大学院生)

副業内容 : 動画編集
副業開始時期 : 2020年5月
初報酬 : 2020年7月
副業平均月収 :20万円
副業最高月収 :32万円

私は現在、大学院でメディア表現を専攻しながら、「動画編集」をメインに副業をしています。

大学3年生のとき、コロナ禍でバイト収入が落ち込んでしまったことがきっかけで動画編集を始めました。

ただ、納品経験はゼロ。「自分のレベルでお金をもらっていいのか」という不安を抱えたままのスタートで、最初の3ヶ月はクラウドソーシングで30件応募して通過率0%という時期もありました。

そんな状態から少しずつステップアップし、現在は月20万円前後を安定して稼げるようになっています。

今回はそんな私の試行錯誤を、ありのままの体験談として残したいと思います。よければ最後までご覧ください!

動画編集の副業を始めたきっかけ

コロナ禍でバイト収入が激減。「自分で稼ぐ手段」が欲しかった

副業を始めた当時は、大学3年生で専攻はメディア表現関連でした。

授業やゼミはあったものの時間割は比較的調整しやすく、平日は3〜4時間、休日は7〜8時間ほど自由に使える日が多かったと思います。

ただ、コロナ禍でアルバイトのシフトがほぼゼロになり、月のバイト収入が3万円台まで落ち込んでしまったんです。

生活自体はギリギリ回っていたものの、機材購入などには手が出せず、「自分で稼ぐ手段を持っておかないとマズい」と感じるようになりました。

教授からの一言が「副業として成立するかも」と思えた瞬間

直接的なきっかけは、2020年4月にバイト先から「当面シフトに入れない」と連絡が来たことでした。当時は本当に焦ったのを覚えています。

ちょうどその頃、ゼミの課題で短い映像作品を提出したところ、教授から「テンポ感が良いね」と褒めていただいたんです。

その一言で、「もしかしたら、これは仕事になるのかもしれない」と思えたのが始まりでした。

専攻で映像に関する研究。学術と実務のギャップ

大学院ではメディア表現を専攻しており、映像制作そのものよりも「映像が視聴者に与える効果」を研究テーマにしています。

学部時代の映像演習の授業でPremiere Proに初めて触れたことが、今の副業につながっている感覚です。

ただ、学術的な内容と実務は結構別物だと感じる場面も多くありました。

それでも、研究で学んだ「視聴者の認知や注意」に関する知識は、構成案を組み立てるときに意外と役立っています。

特に「最初の3秒でどう離脱を防ぐか」という設計には、研究知識がそのまま活きていると感じます。

「自分のレベルでお金をもらっていいのか」——納品経験ゼロへの怖さ

一番大きかったのは、「自分のレベルでお金をもらっていいのか」という不安です。

趣味で短い動画を作った経験はあっても、納品経験はゼロ。修正対応や納期にちゃんと耐えられるのか、想像するだけで怖かったです。

動画編集を選んだ理由

Webライティング・Webデザイン・ストックフォトと比較検討

実は、副業を始める前に他の選択肢もいくつか検討していました。

具体的には以下の3つです。

  • Webライティング
  • Webデザイン
  • ストックフォト

それぞれ調べてみたものの、最終的には「自分が一番好きで続けられそうなのは映像かな」と感じ、動画編集に絞りました。

最終的に動画編集に決めた3つの理由

動画編集を選んだ決め手は、以下の3つです。

  1. 「作業自体が苦にならない」と感じた
    映像が昔から好きで、長時間パソコンに向き合っても苦にならないと確信できた。
  2. ショート動画市場の伸びを肌で感じた
    2020年頃からショート動画が一気に伸び始めており、需要拡大の波に乗れると判断した。
  3. ポートフォリオが積み上がる
    結果が「成果物」として残るので、続けるほど自分の資産が積み上がっていく感覚があった。

特に3つ目は、Webライティングや他の選択肢と比較したときに大きな差を感じたポイントでした。

副業の目標

【金銭面】平均月50万円。修了後の独立資金と機材投資が目的

現在の月20万円 → 次の目標 月50万円
  • 半年分の生活費を貯金として確保したい
    修了後にフリーランスとして独立する際、収入が不安定になる前提で、半年は貯金で生活できる状態を作りたいから。
  • 撮影機材を購入して、撮影込みの案件にステップアップしたい
    編集のみでは単価の天井が見えてきており、撮影スキルを身につけることで案件単価を引き上げたいから。


具体的な戦略
ショート動画の比率を下げ、結婚式ムービーや企業広告の月額契約の比率を上げる

【時間面】総時間ではなく時給単価を上げる方向へ

目標 : 総時間を増やすのではなく、時給単価を上げる
  • テンプレート化できる作業の自動化
  • 単発案件を減らして継続案件に集中する

「働く時間を増やして稼ぐ」のは大学院生活があるため厳しいと感じ、意識的にシフトしています。

【スキル面】「撮影〜編集まで一人で完結」できるクリエイターへ

目標 : 今後の方向性は「撮影〜編集まで一人で完結できるクリエイター」になる

⚪︎撮影スキルとライティング知識を1年以内に身につける

  • 撮影スキル
    構図の基本(三分割法・リーディングライン)と、機材操作(マニュアル露出・ホワイトバランス・NDフィルターの使い分け)から優先的に習得する。
  • ライティング
    3点照明の基本と、室内インタビュー撮影で自然に見せる光の作り方を中心に学ぶ。

⚪︎学習方法

  • 書籍:『写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101』など
  • 海外YouTuberの解説動画
  • 実機での練習:FX30購入後、友人に協力してもらって練習撮影を重ねる

平日と休日のタイムスケジュール

平日のタイムスケジュール

時間内容
7:00起床、朝食・身支度
8:30〜10:00大学院への移動・授業準備
10:00〜16:00授業/ゼミ/研究室作業
16:00〜18:30移動・買い物・夕食
18:30〜19:00休憩
19:00〜23:00副業(編集作業)
23:00〜24:00入浴・翌日の準備
24:00就寝

休日のタイムスケジュール

時間内容
8:00起床、朝食
9:00〜12:00副業(構成案や粗編など、頭を使う作業を集中的に)
12:00〜13:00昼食・散歩
13:00〜18:00副業(テロップ・カラコレ・書き出しなど)
18:00〜19:30夕食・休憩
19:30〜21:30クライアント対応・新規応募・SNS発信
21:30〜23:00自由時間
23:00〜24:00入浴・読書
24:00就寝

休日は、頭を使う作業(構成案・粗編)を午前中に集中させ、午後はテロップやカラコレなどの手を動かす作業に回すという形で、作業の種類を時間帯で分けています。

時間確保のコツは「先にカレンダーをブロックする」

副業時間の確保は、基本的に「あらかじめ決めておく」スタイルです。

具体的には、Googleカレンダーに副業ブロックを先に入れて、そこを動かさないようにしています。

思い切ってやめたこと

副業の時間を捻出するために、以下の3つを思い切って減らしました。

  • 平日のSNSのダラ見
  • ドラマの一気見
  • 飲み会の頻度を減らす

特にSNSとドラマは、気づくと数時間が消えていることがあったため、意識的に距離を置くようにしました。

疲れている日の対応:作業を「切り替える」

疲れている日は、無理に編集作業はしないようにしています。その代わりに、以下のような頭をあまり使わない作業に切り替えています。

  • リサーチ作業(参考動画の収集など)
  • テンプレートの作成・整理

「やる/やらない」の二択ではなく、「重い作業」と「軽い作業」を疲労度に合わせて切り替えることで、結果的に副業を継続しやすくなりました。

YouTube → Udemy → スクール | コストを抑えながら段階的にスキルアップ

スキル習得は、お金をかけない方法から順に試していくスタイルで進めました。

実際に使った教材と、そのフェーズは以下の通りです。

順番教材特徴
YouTube0円なのに体系的に学べる。最初の入り口として最適
Udemy「Premiere Pro入門講座」セール価格で購入。基礎の網羅性が高く、1〜2ヶ月で基本操作が身についた
スクール『デジハク』マンツーマンで自分の作品に直接フィードバックがもらえる環境

特にUdemyは、セール時に購入すると数千円で体系的に学べるので、コスパで言えば一番効率が良かったと感じています。

これから始める方におすすめの順番

副業初心者の方には、いきなり高額なスクールやコミュニティに飛び込まないことをおすすめしたいです。

具体的には、以下の流れが現実的かなと思います。

STEP1:YouTubeとUdemyのセール教材で基礎を固める
STEP2:月収10万円を超えてから、有料スクールを検討する

最初から課金してしまうと、「投資した金額に見合うか」というプレッシャーで挫折しやすくなる気がするので、無料 → 低価格 → 高価格と段階的に上げていくのが安全だと思います。

よく見て学習していたYouTubeチャンネル

参考にしていたチャンネルは、主に以下の3つです。

基礎はMappy Photoさんでひと通り押さえて、応用は海外チャンネルでセンスを盗むという流れが、個人的には一番合っていました。

国内チャンネルは「日本のクライアント案件で使える知識」、海外チャンネルは「映像表現の引き出しを増やす」という目的で、用途を分けて視聴しているのがポイントです。

結婚式ムービー・SNS広告・ショート動画の3軸で展開

メインで受注しているのは、以下の3種類です。

  • 結婚式ムービー
  • 企業のSNS広告(縦型15〜30秒)
  • YouTubeのショート動画編集

1案件の作業フローは、おおむね以下のような流れで進めています。

  1. ヒアリング・素材受領
  2. 構成案作成
  3. 粗編
  4. BGM・テロップ調整
  5. カラコレ(カラーコレクション)
  6. 書き出し
  7. 確認・修正
  8. 納品

独学の壁を超えるためにスクール「デジハク」を受講

独学1年半ほど経った頃、自分のスキルに頭打ちを感じる場面が増えてきました。

ショート動画くらいまでは独学で対応できていたのですが、企業向け広告動画やシネマティックなカラーグレーディング、音声処理といった「ワンランク上の領域」に進もうとすると、書籍やYouTubeだけでは正解が分からない状態になっていたんです。

そこで2022年4月から半年間、デジハク(COURSE PRO)でマンツーマン指導を受けました。

メンターからの添削で自分では気づけない癖を矯正できたこと、Oviceのコミュニティで仲間ができたことが大きな収穫で、受講後の半年で単価は1.5倍に上がりました。

カリキュラムの内容

毎週添削あり & 営業ノウハウまで

学んだ内容は、技術面から営業面まで幅広く網羅されていました。

  • Premiere Proの応用編集
  • After Effectsを使ったモーショングラフィックス
  • DaVinci Resolveでのカラーグレーディング
  • 音声処理(ノイズ除去・音圧調整)
  • 企業向け広告動画の構成設計
  • 案件獲得のための営業ノウハウ

使用ソフトはPremiere Pro・After Effects・DaVinci Resolveの3つが中心です。

課題は毎週1本ペースで「お題に沿った動画」を制作し、メンターから添削を受ける形式。中盤以降は「想定クライアント向けのポートフォリオ動画を制作する」課題があり、これがそのまま実案件の応募に使えたので、非常に実践的でありがたかったです。

案件応募数と通過率の変化

時期応募数通過率備考
初期約30件/月0%クラウドソーシングからは1件も取れず、初案件はXのDM経由
現在3〜5件/月約70〜80%応募よりも紹介・継続案件が中心に

クラウドソーシングは経験者との競合が激しく、実績ゼロの状態では通過率がほぼゼロに近いのが実情でした。

そのため、早い段階で「応募チャネルを切り替える」判断ができたことが、その後の流れを大きく変えてくれたと思っています。

単価の推移と、ジャンプしたタイミング

ショート動画1本あたりの単価と、時給換算の推移は以下の通りです。

【ショート動画1本あたりの単価推移】

時期1本あたりの単価時給換算(目安)
初期2,000円500〜800円
半年後3,000円1,000〜1,500円
1年後5,000円2,000〜2,500円
2年目7,000〜8,000円3,000〜5,000円

初期はショート動画1本2,000円スタートで、時給換算だと500〜800円くらい。当時はテロップ作業に時間がかかりすぎていたので、本当に労力に見合っていませんでした。

単価が大きく上がった2つのタイミング

単価が明確にジャンプしたタイミングが、2回あります。

【単価アップの転機】

タイミングきっかけ効果
半年経過後「最低単価3,000円以下は受けない」と決めて応募先を絞った単価帯そのものが底上げされた
1年半経過後結婚式ムービーの案件を受けるようになったジャンルが変わり、単価帯が一気にジャンプ

特に**「最低単価のラインを決める」決断**は、目先の収入を一時的に減らしてでもやる価値があったと感じています。

時給換算では、現在はだいたい3,000〜5,000円くらいに収まっている感覚で、初期の500〜800円と比べると6倍前後まで上がっています。「単価アップ」と「作業効率化」の両輪が効いてきていると実感しています。

初報酬までの道のり

時期やったこと
5月YouTubeとUdemyでPremiere Proの基礎を学習(1日4〜5時間)。好きなYouTuberの動画を「真似して再現する」練習を10本ほど実施
6月前半Notionでポートフォリオサイトを作成(再現動画3本+オリジナル2本を掲載)。Xで動画編集者アカウントを開設し、毎日1ツイート発信
6月後半クラウドワークス・ランサーズで約30件応募
7月初旬Xで知り合った美容系YouTuberの方からDMで依頼をいただき、ショート動画1本2,000円が初報酬に

振り返って一番効いたのは、「Xでの発信+ポートフォリオ公開」だったと感じています。

当初、クラウドソーシングからは1件も決まらなかったので、応募よりも「見つけてもらう導線」を作ったことが結果的に勝因になりました。

初案件はXから。それからも継続的にXから案件を獲得

実績ゼロから初案件を獲得できた経路は、クラウドソーシングではなくX(旧Twitter)でした。

クラウドソーシングで30件応募して全滅していた時期に、並行してXで発信を続けていたことが、初案件につながる唯一のルートになったんです。

最初の3ヶ月は「能動的な営業」で案件を取りに行った

X経由とはいえ、最初から自然に依頼が来たわけではありません。最初の3ヶ月は能動的な営業もそれなりにやっていた印象です。

具体的には、以下のようなアクションを積み重ねました。

  • 「#動画編集者と繋がりたい」のタグを活用した発信
  • 案件募集ポストへのリプライから接点を作る

このフェーズで取れた数件の実績が、その後の流れを作るきっかけになりました。

半年を超えると、DMで自然に依頼が来るように

半年を超えたあたりからは、こちらから動かなくても、発信を見た方からDMで依頼が来るようになりました。

「営業する側」から「選ばれる側」に立場が変わった感覚があり、ここが精神的にも単価面でも大きな転換点でした。

これまでにX経由でいただいた案件は、累計で50件以上になります。

X経由の依頼主の層は、以下のような構成です。

【X経由の依頼主の内訳】

依頼主の層割合
個人YouTuber約50%
小規模企業の広報担当約30%
他の編集者からの外注紹介約20%

特に「他の編集者からの外注紹介」が2割を占めているのは、Xで横のつながりを丁寧に育ててきた結果だと感じています。

クライアントからの依頼だけでなく、同業者からの信頼が次の案件を呼ぶという流れができているのは、X運用を続けてきて一番得られた資産かもしれません。

今では、X経由の直接依頼が6割

現在の案件獲得経路の内訳は以下の通りです。

経路割合
X(旧Twitter)経由の直接依頼約60%
クラウドワークス約20%
ココナラ約10%
知人からの紹介約10%

始めた当初はクラウドワークス中心でしたが、単価感や継続率を考えると、Xからの直接依頼が一番相性が良いと感じています。

クラウドソーシングは応募から決まるまでの労力が大きく、決まった後も値下げ圧力がかかりやすい一方、X経由の依頼は「発信を見て選んでくれた」という前提があるため、単価交渉や継続率の面で有利な印象です。

Xでの発信内容と頻度

発信頻度の推移:最初の半年で「毎日発信」の習慣を作る

発信頻度は、フェーズによって意図的に調整しています。

  • 開始〜半年:毎日1〜2投稿
  • 半年以降:週4〜5投稿に調整

最初の半年で「毎日発信する」習慣を作っておいたことが、その後のフォロワー基盤と継続的な依頼につながったと感じています。

発信テーマは「ノウハウ8割、人柄2割」

発信内容のテーマと配分は以下の通りです。

【Xの発信テーマ】

テーマ内容
学習記録今日学んだショートカットや手法
納品動画の振り返り守秘義務に配慮したうえで、編集の意図や工夫点
編集中の気づき作業中に発見したTips
日常の話たまに人柄が伝わる投稿

意識していたのは、「ノウハウ8割、人柄2割」のバランスです。

ノウハウだけだと冷たく見えてしまうので、たまに失敗談や悩みも書いて親近感を出すようにしていました。

「フォロワー数」より「この人に頼みたい」と思われる発信

X運用で何より意識していたのは、「フォロワーを増やすこと」よりも「この人に頼みたいと思われる発信」でした。

フォロワー数を追いかけるとバズ狙いの投稿に偏りがちですが、それは動画編集の依頼者層とは必ずしも一致しません

そのため、

  • 数より質(依頼につながる層に届く発信)
  • バズより信頼(継続的に見てもらえる発信)

を優先する方針を、最初から最後までブレずに守ってきました。

結果として、フォロワー数こそ爆発的には伸びていませんが、「依頼に直結する発信」ができている実感があります。

初報酬までに一番苦労したのは「30件応募して全滅」した2週間

初報酬までに一番苦労したのは、クラウドソーシングで30件応募して全滅した時期です。

特に14〜20件目あたりで、「自分の文章のどこがダメなのか分からない」状態に陥り、毎晩落ち込んでいました。

返信すら来ない日が2週間続き、「自分には才能がないのかも」と本気で思ったのを今でも覚えています。

乗り越えられたきっかけは「Xで学びを発信し続けたこと」

この時期を乗り越えられたきっかけは、Xで愚痴ではなく「今日学んだこと」を発信し続けたことだと思います。

  • 同じく初心者の方からの共感や情報交換が増えた
  • すでに稼いでいる方からアドバイスをもらえるようになった
  • その発信を見ていた方から、結果として初案件をいただけた

「応募して落ちる」だけのループから、「発信して見つけてもらう」ループに切り替えたことが、状況を変えてくれた最大の要因だったと感じています。

初心者がハマりやすい失敗:相場より安すぎる案件を受け続ける

これから副業を始める方に一番気をつけてほしいのは、「相場より大幅に安い案件を受け続けてしまうこと」です。

私自身も、最初の頃は「実績作りのため」と1本500円や1,000円の案件を受け続けてしまいました。

ところが実際は、クライアントの質が極端に悪いケースが多く、無限修正で時給100円みたいな状況になることもありました。

避けるためのコツは、最初から「自分の最低ラインの単価」を決めておくことです。

私は今でも「ショート動画1本3,000円以下は受けない」というラインを守っています。

経験から学んだ「危険な案件の見分け方」

過去に痛い目を見て学んだ、危険なクライアント・案件のサインは以下の通りです。

【危険な案件のチェックリスト】

項目危険なサイン
修正回数記載がない/「無制限」と書かれている
単価とクオリティのバランス極端に低単価(ショート1本500円など)なのに「クオリティ重視」と書いている
初回連絡文章が極端に短い、または敬語が崩れている
契約書「契約書や合意書は不要」と言ってくる
支払いタイミングが曖昧、または納品後にズルズル後ろ倒しされそうな書き方

特に修正回数の項目は、過去に修正10回以上を求められて時給換算で200円くらいになった経験があり、それ以来ルール化するようになりました。

今は「契約前の文面確認」を徹底している

現在は、契約前に必ず以下の4点を文面で確認するようにしています。

  • 修正回数(基本3回まで)
  • 追加修正の単価
  • 支払いタイミング
  • 納期

ここを嫌がるクライアントは、丁寧にお断りするというルールにしています。

最初の段階で確認を嫌がる相手は、後々のトラブルにつながる可能性が高いというのが、経験から得た実感です。

案件応募のコツ① ポートフォリオの絞り込み

「ポートフォリオを依頼者の動画と似たテイストに揃えていたこと」も案件獲得に繋がったと思っています。

具体的には、美容・ファッション系YouTuberの動画を分析して、似たテンポのものを3本作って公開していました。それを見た依頼者の方から「うちの動画にこのテイストが欲しい」と言っていただけたのが決め手でした。

工夫した3つのポイント

  • ポートフォリオに「想定クライアント」を明記した
    どの層に向けた編集なのかを明示することで、依頼者が自分の案件とイメージを紐づけやすくした。
  • 動画ごとに「使用ソフト・編集時間・意図したポイント」を添えた
    作品の意図を言語化することで、技術力とディレクション力の両方を伝えた。
  • Xのプロフィールに「即レス/土日対応可」など、気にされやすいポイントを記載
    クライアントが採用判断する際に重視するであろう項目を、先回りして提示した。

ポートフォリオ動画3本の仕様

ポートフォリオの3本は、それぞれ意図的にジャンルを変えて制作しました。

【ポートフォリオ動画3本の仕様】

本数ジャンル意図
1本目60秒美容系YouTuber風ショート動画テロップ強め・テンポ重視
2本目3分程度ライフスタイル系Vlog風シネマティック寄りの編集
3本目30秒商品紹介の縦型SNS広告風訴求型のテロップとカット割

意図的に区別していたのは「想定クライアント層」です。

1本ごとに別のジャンルを担当できることを示したかったので、テンポ感・テロップの雰囲気・BGM選定をすべて変えて制作しました。

各動画ページには「想定用途」「制作時間」「意図したポイント」を簡単にメモとして添えており、依頼者が自分の案件と紐づけてイメージしやすいように設計しました。

案件応募のコツ② 応募ごとに15秒のテスト編集動画を新規制作

案件に応募するときは、クライアントごとに15秒のテスト編集動画を新規制作して提案するようにしています。

使い回しはほぼしていません。手間はかかりますが、「このクライアント専用に作った」と分かる提案は通過率に直結するので、ここは妥協しないポイントです。

カスタマイズしている要素は以下の通りです。

【クライアント別にカスタマイズする要素】

要素調整の方向性
テロップの雰囲気カチッとした企業向け/ポップなYouTube向けで使い分け
テンポ感カット割の細かさをチャンネルの空気感に合わせる
BGMの選定クライアントの世界観に近い曲調を選ぶ
カラコレのトーン既存動画のカラーに寄せる

「冒頭15秒の濃いサンプル」に絞ってスピード感を担保

1本あたりの制作時間は15〜30分程度で、長い動画は作らず「冒頭15秒の濃いサンプル」に絞っています。

あまり時間をかけすぎると応募効率が落ちるので、「尺の長さ」より「クライアントの世界観への寄せ具合」を優先する方針です。

「短くてもピンポイントに刺さるサンプル」のほうが、長い動画よりも明確に通過率が高い印象があります。

提案前にクライアントのチャンネル・SNSを最低5本チェック

提案を出す前に、クライアントのチャンネルやSNSを最低5本以上見るようにしています。

世界観を掴まずに提案を出すと、どれだけクオリティが高くても「うちのチャンネルに合わない」と判断されて落ちることが多かったので、ここは必ず時間をかけるようにしました。

単価を上げるために意識している3つのこと

単価アップのために意識しているのは、以下の3点です。

  1. 作業の効率化で時給単価を上げる
  2. 初回応募の段階で単価交渉する
  3. 継続案件で、定期的に単価交渉する

①作業効率化:テロップのテンプレート化が一番効いた

ショート動画1本あたりの作業時間は、当初4〜5時間 → 現在2時間前後まで短縮できました。

特に効いた工夫は以下の3つです。

工夫効果
よく使うテロップ30種類をMOGRTとして保存テロップ作業が2時間 → 15分
ショートカットキー20個を自分用にカスタマイズ操作の往復回数が大幅減
素材フォルダの命名規則を「日付_案件名_素材種別」で固定素材を探す時間がほぼゼロに

地味な工夫の積み重ねですが、作業時間が半減すれば実質時給は2倍になるので、交渉と同じくらいインパクトがあります。

②初回応募での単価交渉

切り出すタイミングは「相手の温度感が上がった直後」

最初から金額の話をすると印象が硬くなりがちなので、テスト編集を提出して、相手が前向きな反応をくれた直後に持ち出すようにしています。

伝え方は「根拠と提案をセット」で

実際の伝え方は、以下のような型をベースにしています。

「ご提示の単価ですと、想定される作業範囲(修正含む)を考えると少し厳しい部分がありまして、◯円でしたら同じクオリティを維持して安定的にご対応できます

根拠として提示しているのは、以下の3点です。

  1. 過去案件の作業時間データ
  2. 類似案件の相場
  3. 修正回数の想定

成功と失敗の境目は「相場との距離」

提案内容結果
相場より低めの提示に対して2〜3割上を提案成功しやすい
相場の倍を提示失敗しやすい

希望単価が市場相場から離れすぎると相手も納得しにくい、というのが失敗から学んだ感覚です。

③継続案件での単価交渉:半年に1回ペース

既存クライアントへの単価交渉は、半年に1回のペースで行っています。

タイミングは「ポジティブな成果が出た直後」

何かポジティブな成果が出た直後を狙います。たとえば、

  • 動画の再生数が前月比1.5倍になった
  • 新しいシリーズが始まった
  • 契約から半年経過した

こうした自然な節目で持ち出すと、交渉が浮かずに関係性のなかで自然に消化されやすい印象です。

伝え方は「感謝・成果・提案」をセットで

「いつもありがとうございます。
半年で◯本納品させていただきましたが、動画の平均再生数が◯◯まで伸びていまして、
さらにクオリティを上げていくためにも、来月から1本あたり◯円でご相談できませんでしょうか」

感謝 → 成果 → 提案の順でひとつのメッセージにまとめるのがポイントです。

実際の成功事例

案件種別交渉前交渉後
ショート動画(継続案件)1本 5,000円1本 6,500円
結婚式ムービー1本 5万円1本 7万円

通らなかった場合は「作業負荷側」で調整

交渉が通らなかったときは、無理に押さず、

「では現状単価のまま、本数を月◯本までに調整させてください」

と、作業負荷側を調整する形で着地させます。

関係性を切らさないことが結果的に一番大事で、長く付き合える関係を残すほうが、年間ベースでは収入が安定する実感があります。

副業を振り返ってみて

副業をやってよかったと感じたこと

一番大きかったのは「自分で稼げるんだ」という自信が持てたことかなと思います。

最初の2,000円が振り込まれた時は、スマホを見ながら泣きました。

変わったことは、お金の使い方が「投資視点」になったこと、時間の使い方への意識が劇的に変わったこと、学業以外で自分を表現できる場ができて精神的に安定したことなどです。

特に印象に残っているのは、結婚式ムービーを納品した新郎新婦から「式の最後に泣いてしまうほど嬉しかった」とメッセージをいただいた時で、お金以上の手応えを感じました。

副業をやっていて「きつい、大変」と感じたこと

「ゼミの繁忙期と副業の納期が重なった時期」が一番きつかったです。

修論前の冬に結婚式ムービー2件と継続案件が同時に来て、3週間ほど1日3時間睡眠で乗り切ったことがあります。

身体的には腰痛と眼精疲労が一番の負担で、今は1時間に1回タイマーで立ち上がるルールにしています。

動画編集副業に向いてる

「細かい作業を地道に積み重ねるのが苦にならない人」「作品の細部にこだわれる人」かなと思います。

動画編集は地味な調整作業の繰り返しなので、ここを楽しめるかが分かれ目だと感じます。

生活面では、平日に2〜3時間、休日に5〜8時間ほど確保できる人。最初の半年は時間投入量がモノを言う印象です。

動画編集副業に向いていない人

短期で大きく稼ぎたい人には合わないかもしれません。

動画編集は半年〜1年かけて月10万円ラインに到達するイメージです。

あとは、細かい修正対応にストレスを感じやすい人、PC作業を1日4時間以上続けるのが苦痛な人にも厳しいかなと思います。

これから副業を始める人にアドバイス

「最初の3ヶ月は稼ぐことを目標にしないでください」これに尽きるかなと思います。

3ヶ月で稼ごうとすると、安すぎる案件を受けてしまったり、高額教材に焦って投資してしまったりして、消耗してしまいがちです。

代わりに、最初の3ヶ月は「ポートフォリオを8〜10本作る」「SNSで毎日学んだことを発信する」「無料教材で基礎を固める」の3つに集中してみてほしいです。

頑張って下さい!

この記事の主人公「富島まほ」 活動内容

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