この記事の主人公 「飛鳥」
プロフィール
名前 : 飛鳥
年齢 : 28歳 (社会人)
副業内容 : 動画編集
開始時期 : 2024年4月
初報酬 : 2024年10月
副業平均月収 :8万円
副業最高月収 :9万円

こんにちは!「飛鳥」と申します。
私立高校で国語の教員をしながら、副業でYouTube向けの動画編集をしています。
当時抱えていた悩みや不安、それをどう乗り越えたのかを体験談として残しておきたいと思います。
ご興味があれば、ぜひご覧ください!
副業を始めたきっかけ
副業開始前の生活状況
私立高校で国語を教える正社員教員として働いています。
平日に自分の時間として使えるのは1〜2時間ほど。休日も午前中は部活の対応が入ることが多く、完全に自由になるのは週末の午後くらいでした。
当時、収入は安定していたものの、30代以降の昇給幅が小さく、「このまま20〜30年働いても給料はほとんど変わらない」という漠然とした不安が常にありました。
節約はできていても、大きく貯金を増やせる感覚はなく、経済的な閉塞感を抱えていた時期です。
副業を始めようと思ったきっかけ
転機は、大学時代の友人と久しぶりに食事をしたときでした。
その友人はWebデザインのフリーランスとして、月20万円以上を稼いでいるとのこと。
自分と同じ文系出身で、特別なバックグラウンドがあるわけでもない。
それでもスキルを身につけて自由に働いている——
その姿を見て、「自分も動いていないと手遅れになる」と強い焦りが湧いてきました。
帰り道の電車の中で、スマホを開いて副業について調べ始めたのが、最初の一歩です。
動画編集スキル習得 | 独学でつまずいて、学び方を変えた
独学で習得に挑戦したが、すぐに挫折
スキルの習得方法として、まず独学を検討しました。実際にPremiere Proを購入し、YouTubeの無料解説動画を見ながら触ってみたのです。
ところが、すぐに壁にぶつかりました。
- 「カット編集」「テロップ」「カラー補正」「書き出し」を体系的に学びにくい
- どの順番で何を学べば、実案件レベルに到達できるのかが全くわからない
結果、1週間ほどで「今日は何をやればいいんだろう」と毎回悩む状態に。
やがて触らない日が増え、独学は自然消滅してしまいました。
独学の挫折を経てスクールに行くことを決断
独学の挫折を経て、スクールを選んだ決め手は大きく2つありました。
- スキルをカリキュラムに沿って体系的に学べること
- 卒業後に案件獲得までのロードマップを示してもらえる
独学で一度つまずいていたぶん、「お金で時間と迷いを買う」という判断には、むしろ抵抗がありませんでした。
学習に使ったスクール「デジハク」
体系的に学べる環境として選んだのが、デジハクのPROコースです。
- 受講期間:2024年4月〜10月
- 受講費用:198,000円
- 学べる内容:Premiere Pro・After Effects・Photoshopをカリキュラムに沿って体系的に習得
実際に使ってみて一番役立ったのは、メンターへのSlack質問対応でした。
詰まったときも当日〜翌日には返事が来るので、学習が止まる時間を最小限に抑えられたのが大きかったです。
独学のときに感じていた「今日は何をやればいいんだろう」という迷いが、ほぼなくなりました。
1日のタイムスケジュール
平日:本業のあと、22時から動画編集
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:30 | 起床・準備 |
| 6:30〜7:15 | 通勤 |
| 7:30〜17:30 | 本業(授業・部活指導・事務) |
| 17:30〜21:00 | 部活・残業・退勤 |
| 21:00〜21:30 | 通勤・夕食準備 |
| 21:30〜22:00 | 食事 |
| 22:00〜23:30 | 副業(動画編集) |
| 23:30〜24:00 | 入浴・就寝準備 |
| 24:00 | 就寝 |
帰宅が遅い日も多いので、平日に確保できるのはまとまった1.5時間ほど。ここで集中して編集を進めます。
休日:午前と午後にまとまった作業時間
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:00 | 起床 |
| 8:00〜9:00 | 朝食・家事 |
| 9:00〜12:00 | 副業(メイン作業時間) |
| 12:00〜13:00 | 昼食・休憩 |
| 13:00〜16:00 | 副業(続き or 学習・研究) |
| 16:00〜17:00 | 散歩・気分転換 |
| 17:00〜19:00 | 自由時間・プライベート |
| 19:00〜20:00 | 夕食・片付け |
| 20:00〜22:00 | 副業(軽作業・応募文作成など) |
| 22:00〜24:00 | 入浴・読書・就寝 |
午前と午後をメインの作業に、夜は応募文の作成などの軽作業に充てる、というメリハリをつけています。
時間を確保するために工夫したこと
限られた時間でも続けられているのは、いくつかのルールを決めているからです。
- 時間を固定する
「平日の22〜23時半は副業の時間」とあらかじめ決め、疲れて帰った日でもとりあえずPCを開く。作業量は日によって変えても、時間だけは守る - 減らすものを決める
以前は日付が変わるまで続けていたSNSのながら見と深夜のYouTube視聴をやめ、その分を作業時間に置き換えた - ゼロの日を作らない
疲れた日は「10分だけ素材を確認して終わる」くらいの軽いタスクに切り替え、完全に手を止める日は作らない
特に効いているのが、最後の「ゼロにしない」ルールです。
少しでも触れておくことで習慣が途切れず、再開のハードルが下がります。
副業の目標
金銭面:まずは月10万円、最終的には月15万円へ
今の副業収入は、月70,000〜90,000円ほどで安定しています。
次に目指しているのは、月100,000円の安定化です。
そのために考えているのが、長尺動画の単価を今の1.5倍(1本15,000〜20,000円)に引き上げること。
そして最終的には、副業収入で月150,000円に届かせたいと思っています。
大きな動機は、本業と並行しながらも、いつでもフリーランスとして独立できる選択肢を持てる状態になりたい、という気持ちです。
時間面:同じ収入を、より短い時間で
今は副業に週20〜25時間ほどを使っています。
ここを、作業効率を上げることで週15〜18時間まで圧縮するのが目標です。同じ収入を、より少ない時間で得られるようにしたい。今はテンプレートの整備とショートカット・マクロの活用で、編集スピードの改善を進めています。
スキル面:After Effectsとサムネイルを強みにしたい
現在のスキルの到達度は、こんな状態です。
- Premiere Pro・Photoshop:実案件で使えるレベル
- After Effects:基礎どまり
今後の目標は、After Effectsのモーショングラフィックスを実案件レベルまで引き上げることと、サムネイル制作を自分の強みとして確立することです。
さらにFigmaを学んで、YouTubeチャンネルのブランディング(アイコン・バナー・サムネイルの統一設計)まで手がけられるようになれば、単価アップと継続案件の獲得に直結すると考えています。
副業の内容 | 単価や応募数の実情
メインはYouTubeチャンネル向けの動画編集
副業の中心は、YouTubeチャンネル向けの動画編集です。
クライアントから素材(録画データ・音声・テロップ原稿)を受け取り、Premiere Proでカット編集・テロップ挿入・BGM/SE追加・カラーグレーディングを行って、指定の設定で書き出して納品する——これが基本の流れです。
ショート動画(縦型リール)の場合は、横長の素材を縦型に再編集し、テキストアニメーションを付ける作業が加わります。
応募数と通過率
副業を始めた最初の頃と今とでは、応募の動き方がまったく変わりました。
| 項目 | 始めた当初 | 現在 |
|---|---|---|
| 月あたりの応募数 | 20〜28件 | 1〜2件 |
| 通過率 | 約5〜10% | 約80〜90% |
| 状況 | 2ヶ月目で初受注 | リピートと紹介が中心で、新規応募自体が少ない |
最初は数を打っても通らない状態でしたが、今はリピートと紹介が中心になり、そもそも新規応募をほとんどしなくなりました。応募数が減っても通過率が上がっているのは、関係が続くクライアントが増えたからです。
案件の単価帯
単価も、最初と今とで大きく変わっています。
| 単価情報 | 内容 | 単価 |
|---|---|---|
| 一番最初の案件 | 動画のカット編集+テロップ挿入 | 1本 4,000円 |
| 現在(長尺) | YouTube長尺動画 | 1本 10,000〜20,000円 |
| 現在(ショート) | 縦型リール | 1本 3,000〜5,000円 |
一番最初の案件は1本4,000円でした。実績がない状態だったので、相場よりかなり低く設定して「レビューを積む」ことを目的に受けていました。
今は長尺動画で1本10,000〜20,000円が中心です。長尺はテロップ装飾やサムネイル制作をセットにすることが多く、その分だけ単価が上がっています。
初めて報酬を得るまで
最初の2ヶ月は、応募しても返信すら来なかった
卒業後、すぐにクラウドワークスに登録し、プロフィールとポートフォリオを整えて応募を始めました。
ところが、最初の2ヶ月はまったく受注できませんでした。20件以上応募しても返信すら来ない日が続き、「自分には向いていないのかも」と本気で思ったほどです。
夜22時過ぎに帰宅し、疲れた体で提案文を書いていたぶん、報われない消耗感は特に堪えました。
転機になったのは、一度立ち止まって「今やっていることは本当に正しいのか」を検証したことです。
受注できている人のプロフィールとポートフォリオを徹底的に研究し、自分との差を言葉にして潰していきました。
初案件につながった一番の要因は、ポートフォリオの作り直し
最初は、スクールの課題動画をそのまま載せて応募していました。
でも、3件応募してすべて無視されます。
そこで気づいたのが、クライアントが見ているのは
「自分のサンプルそのものではなく、自分のチャンネルに使えるか」
ということでした。
そこでビジネス解説・Vlog・料理の3ジャンルを想定した自主制作サンプルを作り直し、「実績ゼロ・低単価でも丁寧に対応します」というシンプルな提案文で応募し直したところ、4本目で返信があり、初受注に至りました。
振り返ると、初案件を取れた要因は3つあったと思います。
- ポートフォリオを「クライアントが欲しいもの」に合わせて作り直した
- 提案文に正直な稼働時間を伝えたことで、かえって誠実な印象を持ってもらえた
- 低単価案件に絞って「レビューを積む」と割り切った
ポートフォリオの中身
実案件の動画はクライアントの許諾なく公開できないため、
実在するYouTubeチャンネルのジャンル(ビジネス解説・Vlog・料理)を想定し、
フリー素材や自分で撮影した映像を使って「もしこのジャンルの動画を編集するなら」という想定で作りました。
1本あたりの尺は3〜5分程度です。
- 長すぎると、クライアントが最後まで見てくれない
- 短すぎると、編集の幅(カット・テロップ・カラー・BGM・SEなど)を見せきれない
このバランスを取った結果、3〜5分に落ち着きました。現在はビジネス解説・Vlog・料理の3本を用意していて、応募する案件のジャンルに合わせて見せる順番を変えています。
応募で意識していること
応募のときに意識しているのは、次のような点です。
- 募集文は必ず全文読み、クライアントのチャンネルや過去の動画も確認してから応募する
- 提案文の最初の2〜3文で、「なぜこの案件に応募したか」「自分の何が役に立つか」を伝える
以前は「何でもできます」という書き方をしていましたが、今は「あなたのチャンネルにこういう貢献ができます」という具体的な表現に変えました。
逆に書かなくなったのは、自分のスペックの羅列です。
学んだツール名や受講スクール名を並べても刺さらないと気づいてからは、削除しています。
実際の応募文例
はじめまして。
動画編集を承っております飛鳥と申します。
〇〇様のチャンネルを拝見し、テロップのテンポ感とBGM選定が視聴維持に効果的だと感じました。
私もテロップのタイミング調整やカラー補正を中心に、視聴者が離脱しにくい編集を意識して制作しております。
現在は本業(教員)と並行して活動しているため、平日は夜、休日は日中に作業時間を確保しております。
納期は事前にご相談の上、厳守いたします。 ポートフォリオを添付いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。
ご不明点がございましたらお気軽にお申し付けください。 以前は「Premiere Pro・After Effects・Photoshop使用可能」のようなスキル一覧を冒頭に書いていましたが、
クライアントにとっては「自分のチャンネルにどう貢献できるか」の方が重要だと気づき、今は削除しています。
初心者がハマりやすい失敗
最後に、自分の経験から「これは多くの人がハマる」と感じる失敗を挙げておきます。
1. スキルを高めてから応募しようとする
自分はスクール修了後、モーショングラフィックスを深めようとAfter Effectsの独学を続けました。
でも実際に受注できる案件の大半は、テロップ+カット+BGMで十分だったんです。
やり直すなら、スキル習得と並行してすぐ低単価案件に応募し、「実案件で必要になったスキルを学ぶ」順番にします。
2. 完璧なポートフォリオができてから応募しようとする
完璧な状態は永遠に来ません。
低単価でも実案件を1本受注したほうが、学びもポートフォリオの質も上がります。
3. 提案文をコピペで量産する
「数を増やせばいつかは通る」と思い込んで使い回しの提案文を送るパターンも多いですが、クライアントはほぼ全員、それを見抜きます。
量より1件ごとの質を上げるほうが、結果的に受注は早くなります。
初報酬を得てから意識していること
初報酬後しばらくの間、単価が低すぎた
始めた頃は、「低単価でも実績作りのために何でも受ける」というスタンスでした。
転機になったのは、ある月の作業時間を実際に記録してみたことです。
編集にかけた時間で割ると時給換算で500円台。
「件数を増やせば収入が増える」と思っていたのに、実際には時間を切り売りしているだけ。
このままでは体力的にいずれ限界が来る、と感じたんです。
このタイミングで、「最低単価ラインを下回る案件は受けない」という方針に切り替えました。
最初は「断って案件が減ったらどうしよう」と不安でしたが、実際には空いた時間をポートフォリオの改善やジャンルの近い高単価案件への応募に充てられ、結果的に質の高い案件が増えていきました。
「量で乗り切る」段階から「選ぶ」段階へ切り替えるタイミングだったのだと思います。
単価を上げるためにやったこと
具体的に動いたのは、卒業後4ヶ月目(2025年2月)です。このとき「1本5,000円以下は受けない」という最低単価ラインを設定しました。
同時に変えたのが、提案の中身です。
動画編集単体ではなく、サムネイル制作をセットにしたパッケージ提案に切り替えたことで、1本あたりの単価が上がりました。
単価が上がったきっかけは、結局のところ「断ること」でした。
安い案件を断って空いた時間で高単価案件を探す余裕が生まれたからです。
リピートクライアントへの値上げ交渉は今も課題として残っていますが、新規案件からは少しずつ基準を引き上げています。
今は「継続依頼になりそうか」を最も重視している
案件選びで最も重視しているのは「継続依頼につながりそうか」です。
単発案件より継続案件のほうが、長期的に安定するからです。
継続になりそうかどうかは、主に3点で判断しています。
- 投稿頻度
週1〜2本以上のペースで投稿しているチャンネルは、継続的に編集者を必要としている可能性が高い - 募集文の表現
「長期的にお願いできる方」「まずは1本お試しで」とあれば継続を期待できる。
逆に「1本のみ」「今回限り」と明記されていれば、最初から単発前提として割り切る - 初回のやり取り
修正依頼が具体的で建設的、かつこちらの提案にも耳を傾けてくれる相手は、長く続きやすい。
逆に初回から一方的・テンプレート的なやり取りだと、継続にはつながりにくい
応募前に、クライアントのチャンネルを必ず視聴する
継続を見極めるためにも、応募前には必ずクライアントのチャンネルを視聴します。
チェックするのは次のような点です。
- どんな編集スタイルか
- テロップのトーンは統一されているか
- 改善できる点はどこか
これらを把握したうえで、提案文にその一言を添えるようにしています。「このチャンネルを見て、こう感じた」という具体的な一言があるだけで、使い回しではない応募だと伝わるからです。
副業を振り返ってみて
やってよかったと感じたこと
一番印象に残っているのは、リピートクライアントから初めて「先月もよかったので、今月もお願いします」と連絡が来た瞬間です。
応募ゼロで仕事が来た初めての経験で、「自分のスキルを信頼してもらえている」という実感が持てました。
副業を始める前と比べて最も変わったのは、お金に対する考え方です。
以前は「給料は会社が決めるもの」という感覚でしたが、今は「自分のスキルと行動量が、そのまま収入に反映される」という感覚に変わっています。
こんな人に向いている
この副業は、次のような人に向いていると感じます。
- ひとりで作業することが苦にならない人
- 細かい作業を積み上げることに達成感を感じられる人
- 「完成形をイメージして、そこに近づけていく」プロセスが好きな人
生活スタイルでいえば、夜や週末にまとまった時間が取れる人、在宅で完結できる仕事を求めている人にも合っています。
「すぐに稼ぎたい」よりも、「3〜6ヶ月かけてスキルを積み上げてから稼ぐ」というペースを受け入れられる人が向いています。
逆に、向いていないかもしれない人
一方で、次のようなタイプは続けにくいかもしれません。
- 締め切りや細かい修正依頼にストレスを感じやすい人
- すぐに結果が出ないと不安になる人
クライアントによっては「もう少しここを直してほしい」という細かいフィードバックが何度も来ます。
これを「成長の機会」と受け取れるか、「消耗」と感じるかで、体感は大きく変わります。
また、最初の1〜2ヶ月はほぼ無収入の可能性があります。そこを乗り越えるだけの精神的な余裕は、ある程度必要だと実感しました。
これから副業を始める人にアドバイス
自分もスクール入会を半年近く迷い、その間に何も変わらない日々を過ごしました。
完璧なポートフォリオを待つより、荒削りでも今すぐ1件応募する方が、得られるものは何倍も多いです。
最初は稼げなくて当然で、それは失敗ではなく「まだ学習中」という意味でしかありません。
副業を始めてから得られるのはお金だけじゃなく、「自分のスキルで稼げる」という自信で、それが本業への向き合い方や毎日の気持ちまで変えてくれます。

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